へっぽこ軍曹のへっぽこ奮闘日誌

大体は絵を描いています。たまにアニメの感想やポイントサイトの情報を載せたりもしています

ヒープリ28話

記憶が新鮮な状態で書くブログはいいぞぉ。

 

冒頭、倒れたグレースは当然変身解除にまで追い込まれる。ダルイゼン曰く、一度投与したメガパーツを摘出することは不可能らしい。つまり、このままではのどかは徐々に衰弱してしまう。ダルイゼンの口ぶりではいつか外には出るようだが、それまでにのどかの体力が尽きてしまえば死ぬことになる。



苦しむのどかを見て両親は再発を疑う。病状がそっくりなのだという。これは考えたくない可能性が出てくるな。とりあえず、のどかは病院に連れて行くことになった。原因が原因だけに病院でもどうにもならんと思うが。

そして、病院でも診断は謎の病気。前回と同じだという。両親はただ完治することを信じるしかない。現代医学ですらお手上げなのだから。

 

 

一方のビョーゲンズ。ダルイゼン達3人はメガビョーゲンを超越したテラビョーゲンという存在だったことが明らかになる。意思を持った存在…それがテラビョーゲンである。ダルイゼンはそれを増やすための行動を優先していたとキングビョーゲンに弁明していた。

 

 

3人はのどかについてビョーゲンズが関与していた可能性を疑う。ペギタンやニャトランとしてもその可能性はあると言い出す。時たま何かを宿主にして知性を持った存在が出てしまうことがあるらしい。そのうちの1つがキングビョーゲンであるという。そして、ダルイゼン、シンドイーネ、グアイワルも何かを宿主として生まれた存在であるという。バテテモーダもそうだ。ネブソックについては意図的にそれを起こしたが不完全だった。

そして、あすみはのどかに面会しようと言い出す。だが、この状況で面会など許されるとは思えない。

 

そして、病室でののどかは明らかに血色が悪い。肌の色が病人のそれだ。ラビリンはこうなってしまった原因は自分だったとただただ自分を責め続けるだけだ。しかし、のどかはラビリンを責めようとはしない。前に病気になった時は本当に原因が分からなかった。今は原因だけははっきりしている。メガパーツを投与されたからだと。前と決定的に違うのは、精神的な支えが増えたことだ。が、いつまで続くか分からない闘病生活にこれから身を投じることになるだろう。

その時、のどかから怪しい光が発せられる。それとともに、のどかは大きく苦しみ出す。そのタイミングでやってくる3人。ラテの推測では、プリキュアの力が抗一種の免疫機能となってメガパーツを排除しようとしている影響だという。となれば今、のどかの体内で戦っているということだ。誰の援護も受けられない孤独な戦いを。そして、何か黒いものがのどかの身体から飛び出した。それは逃げ出した。つまり、のどかの勝利である。今までの苦しみが嘘のようになくなり、血色もよくなっている。つまり、完治したのだ。

 

そして、のどかから出た黒いものはダルイゼンのもとにやって来た。しかし、ダルイゼンはネブソックの失敗が再び起こることを危惧していた。また不完全な存在が誕生したら今度こそ失敗だ。そこに4人も現れる。第6のテラビョーゲン*1が生まれようとしている。が…

 

 

その姿はダルイゼンそっくりだった

 

 

このダルイゼンそっくりな存在はケダリーと名乗る。これはいったいどういうことだ?

しかし、戦わなければならない。特にのどかは自分自身から生まれた存在である以上、自分の手で決着をつける必要がある。

 

ケダリーはトリッキーな動きを主体とする。先の読めない動きと強いパワーに翻弄される。アースのスピード主体の攻撃も難なくかわし、カウンターを決めるほどだ。こいつ、ネブソックの比じゃない。

そして、この様子を見ていたダルイゼンに何かの記憶がフラッシュバックする。それは、のどかが倒れた時の記憶…そして、のどかに取り付く瞬間の記憶だ。つまり、ダルイゼンもまたケダリーと同じでのどかを宿主にして生まれたテラビョーゲンだったのだ。のどかの体内に長くいたため、のどかの口癖が反映されていたのだ。つまり、ダルイゼンにはのどかの人格の一部が反映されている。しかし、ベースはビョーゲンズなのでのどかとは全く同一にはならない。2回の宿主経験をしても外見は同じであることから、宿主によって外見は固定化されるようだ。

 

ケダリーのトリッキーな動きを封じない限り勝ち目はない。そこでアースは空気のエレメントボトルを使う。その効果は…

 

 

空気の壁で敵を閉じ込める

 

 

動きを止め、完全に回避不能な状態にしてしまえるチート級のスキルだ。そして3人技で浄化。ネブソックに続いてたった1話で退場する幹部になってしまった。

そして、そのままの勢いでダルイゼンに挑むが、ダルイゼンは地面を殴って4人を吹っ飛ばした。そして、ダウンしているグレースに近寄る。そして、自分の出生の秘密を宿主であったグレースに明かした。のどかはプリキュアになる前からこの宿命を背負わされていたことを、ダルイゼンからはっきりさせたのだ。のどかがプリキュアになったことは偶然ではなく必然だった。自分自身から敵は生み出され、その敵はのどかを戦いに駆り立てた。そう、のどかにはダルイゼンを倒さなければならない明確な理由があるということだ。自分を長い間病気で苦しめた張本人なのだから。病気と戦うということは、そのままダルイゼンと戦うことと同義だった。それをのどかは無意識のうちに何年も続けてきた。

そして、この伏線はとんでもなく前から仕込まれていた。OPから既にだ。あのOPの「この出会いこそが運命」という部分は盛大なネタバレだったのだ。ネタバレだと絶対に気付かない部分にそれが仕込まれていた。なんとも恐ろしい話だ。

 

そして病院も回復の早さに驚かされるばかりだった。まぁぶっちゃけ病気じゃないしな。その元凶の1つは既に倒したわけだし。しかし、それでも両親は3度目の再発を危惧している。しかし、それに対抗する手段が増えた今であれば、それは免疫ではなく抗体になるだろう。プリキュアの力という抗体があるのだから。

 

しかし、ここでのどかは1つの決意を固めていた。ダルイゼンを生み、育ててしまったのが自分であるならば、決着は自分の手でつけなければならないという決意を。ここからのどかには明確な戦う理由ができた。不可抗力であっても自分自身が生み出してしまった恐ろしい存在との決着をつけるためにこれから戦いに身を投じていく。明確な戦う理由ができたということは、これからの戦いに大きな力を与えることだろう。そして、ダルイゼンはのどかの中では倒さなければならない宿敵となったのだ。

 

 

次回、決意みなぎるのどかをほどほどにさせよう計画。二度の生みの苦しみ*2を味わった身としてはそうなるのも無理はないだろうが。

*1:一応ネブソックも含めることにする

*2:誤解のある言い方だが事実上それは間違っていない