へっぽこ軍曹のへっぽこ奮闘日誌

大体は絵を描いています。たまにアニメの感想やポイントサイトの情報を載せたりもしています

スタプリ29話

歯医者に行かなければならない。うん、奥歯が欠けたんだ。

 

冒頭、ついに見えてきた惑星サマーン。しかし、ララは浮かない顔だ。

 

 

どうやら、惑星サマーンでは一戸建て住宅を持たないという居住スタイルのようだ。で、宇宙船は当然のように量産されている。で、サマーン星人は基本セグウェイのようなものに乗って移動する様子。

で、どうやらララは調査名目で出ていたようだ。そのことを上司であるククにものすごく突っ込まれている。浮かない顔の理由の1つは間違いなくこれだろう。とりあえず地球人*1だと言うと話がやばい方向に行くので漂流中のところを保護した異星人ということでやり過ごした。

AIは個人個人で所有しているらしく、それによって識別しているようだ。

基本的にセキュリティは触角による認証であり、これは指紋認証に近い。惑星サマーンでは生体認証が進んでいる様子。で、ララのIDは「90862773」。さすがにこのIDが名前ということはない*2ようだ。そして、パーソナルAIとマザーAIはデータを共有し、徹底的なデジタル化を図っているのも惑星サマーンの大きな特徴だろう。でもこれ、デジタル特有の弱点もあるよね。マザーがシステムダウン、もしくはハッキングされでもしたら膨大なデータが漏えいするんだよ?そうなったらもうおしまいだよ?

まぁ強力なバックアップなりファイアウォールなりを構築してはいると思うが。

 

通された先にいたのはロロではなく、宇宙星空連合の長官。でもなぜかプルンスと親しげだ。一体どういう関係だ?

で、今度こそ本当にロロ登場。で、表彰式の会場なのに人がほとんどいない。どうやら、これもネット中継か何かで全世界配信という形を取っているようだ。絶対運動量少ないよな、サマーン星人。

さて、ここでララの家族の紹介。父親の名はトト。母親の名はカカ。なんだろう。父親だからトトって、それじゃあまるでパパスだ。

トトとカカの話によると、職業はその人の適性から判断して自動的に決定されるらしい。つまり、ものすごく分かりやすく言うと、機動戦士ガンダムSEED DESTINYにおけるデスティニープラン*3が実現された世界である。で、ロロとララは調査員として職業を決定されているのだが、ここでも適性ランクというものがあり、ランクは1~8まである。1が最高、8が最低だ。ロロがランク1、ララがランク8である。つまり、ララはギリギリ調査員が務まる程度の認識でしかないことになる。浮かない顔をしていた理由その2が多分これ。兄ロロに対する劣等感によるものだろう。

で、個人の体調管理なんかもAIに一任している。それに合わせた配合でグミを制作し、それを食べることでサマーン星人は生活しているという。基本的にサマーン星人はグミしか食べないらしい。グミが万能食になっているということだ。うん、ほぼテイルズの世界だ。あの世界もグミでHPやTPを回復するからな。

でもさ、これって悪い言い方をすれば自分で何も考えないってことだよ。AIに何でもやらせればいい。トイレ以外は全部AIがやってくれるって話だからな。そうすれば思考停止した人間の完成よ。敷かれたレールの上しか動けないんだ。ポイントの切り替えだって自分でやらない。言われるままに生きる。楽だよ。確かに楽だし効率的だよ。でもさ、それって生きてるだけだよな。未知への探求心とかそんなもの絶対に育たないよな。リスクを負わなくて済むことはいいが、リスクと引き換えにしたリターンにも一切ありつけないんだよ?

 

で、どうやらララは惑星サマーンの生活において必要な乗り物に適応できないらしい。その分足腰が強いようだが。ランク8の調査員として現在与えられている仕事がデブリ調査だということのようだ。要するに…

 

 

お前みたいな適性のない奴は力仕事でもやってりゃいいんだよ、能無しが!

 

 

と遠回しに言われているのと同じだ。

もしもこれがランクによって差別の発生する社会構造だったら、ロロはエリートとして徴用され、ララは落ちこぼれとして雑多な任務にばかり従事させられる。うん、こう書いてるとサイヤ人の社会構造*4と同じだ。エリート戦士が下級戦士をひたすら見下す*5ってことだ。

 

で、ロロは得意げに宇宙各地でプリキュアの目撃情報があると言い出すのだが…

 

 

それは私だ

 

 

と思わずにはいられなかっただろう。

各地でペンを集めているというのも…

 

 

それも私だ*6

 

 

と言いたくてたまらなかったことだろう。

で、宇宙星空連合はプリキュアを組織に組み込もうとしているらしい。そんなことをされたら今までのようなことが一切できなくなる。

 

で、どうやらサマーン星人は基本的にドーム暮らしらしい。外の環境には一切触れないというサマーン星人もいるんだとか。やばい、これほぼTOD2の改変現代だ。AIに完全管理され、無菌状態で外の危険に一切触れさせないという過保護な考え*7だ。

 

さて、ここでララは自分がプリキュアであることを報告すべきか悩む。そこにまどか。まどかもそういった状況から結局父親を裏切ってまで何も言わなかったことがある。ララもそうするんだろうか?

ここでまどかが言ったことは「ララはどう思っているのか?」。つまり…

 

 

大事だのはどうするかじゃない。お前がどうしたいかだ

 

 

ということ。自分でもこの台詞何回も使うなぁと思ったよ。

しかし、ここで警報が鳴り響く。研究施設に侵入者が現れたと。何をどう考えてもノットレイダー以外ありえないわけだが。そしてあっさり巨大ノットレイの素体にされるクク。そこにいたのは当然テンジョウ。ここで5人は応戦する。

 

 

今回の巨大ノットレイは、サマーン星人であるククを素体にしたため、電撃主体で攻撃してくる。その攻撃は激しく、近寄れない。さらに威力も高く、ミルキーのバリアの上から吹っ飛ばすというレベルだ。ならばとジェミニのペンを使うが、巨大ノットレイの電撃を押し返すには少し足りない。しかし、テンジョウの煽りから120%の力を発揮したミルキーによって押し返し、巨大ノットレイに逆に電撃を浴びせる。吹っ飛んだ隙を狙ってペンを回収。そして、セレーネはコスモにサジタリウスのペンを渡した。今回はサジタリウスでグレンキャノンか。これによって巨大ノットレイは終了。

 

ククを助け出したかと思った次の瞬間、ククはララに疑いの目を向ける。マザーにアクセスして詳細を調べようとするも解析不能という結果。これを見て何を思ったのかククはララをペンを強奪しに来た犯人だと決めつけてきた!

すぐさまに5人の捕獲命令が下る。このままではペンを強奪した大罪人として処断され、何をされるか分かったもんじゃない。しかも、惑星サマーンは宇宙星空連合の大元。ここだけで事態が留まるはずがない。こうなったら取るべき手段はただ1つ…

 

 

スペースランナウェイ

 

 

もはやこれ以外にない。宇宙の果ての果てまででも逃げ続けるしかない!

 

 

全軍で追跡しろ!宇宙の果ての果てまで追いかけてでもララを、捕えよ!*8

 

 

こうなる展開が見えるんだよな。嫌な展開が…

 

そして、この最悪の事態の裏で不気味に笑うアイワーン。まさか、こいつが仕組んだ事か?それとも、この状況を利用して何か企んでいるのか?それはまた次回以降になるだろう。

 

次回予告を見る限りは一連の騒動はアイワーンの仕業だったようだ。映像記録を改ざんしたことでララを犯人に仕立て上げたのだろう。そして、次回予告ではマザーがアイワーンにハッキングされたっぽい描写も…

だから言ったんだ。こういうデジタル完全依存はハッキングされたらおしまいだって。でもまぁ、アイワーンならハッキングくらい簡単にやってのけそうだもんね。底意地は悪いけど頭だけはものすごくいいから。

*1:1人地球人じゃないのもいるが気にするな

*2:TOD2の改変現代ではIDがそのまま名前になっているという世界だった

*3:遺伝子適性によって人生を決定するプラン。自由が奪われるとしてキラが猛反対し、提唱したデュランダル議長に対して戦いを挑んだ

*4:生まれた瞬間からエリート戦士と下級戦士に大別される。カカロット孫悟空)は下級戦士とみなされ、赤ん坊でも十分だと地球に送り込まれた

*5:エリート戦士は大きな星で地上げ屋行為をするが、下級戦士は辺境の星で適当な任務をあてがわれるだけ

*6:やってみたかった流れだ

*7:そのせいで身体的に軟弱になり、激しい運動に一切耐えられないほどである

*8:元はドバ・アジバの「全艦で追跡しろ!宇宙の果ての果てまで追いかけてでもロゴ・ダウの異星人を、叩け!」という発言。TV版ではこの台詞の直後にイデが発動した