敗北を味わってはじめて、勝利の本当の味を知る。
冒頭、えみるとルールーのコンビがテレビに紹介されるも、評論家に「アイドルなのかロックなのか分からない中途半端」と酷評されショックを受けるえみる。そこに仕事を持ってやってくる社長…
って事務所入ったのかよ!
この事務所、ついにタレント犬とユーチューバー以外の所属タレントを得たってことか?
一方クライアス社ではビシンが荒れています。ビシンの中ではリストルは故郷を捨てた者扱いのようです。で、リストルはリストルで採用活動をしようとしている模様。ハロワに求人でも出すつもりか?
で、本題はアンリの密着取材。その横でほまれがイナバウアー決めてますが。えみる絶賛凹み中につき、はなとさあやが代理ですが。しれっと混ざってくる兄貴についてはとりあえずスルー。その裏ではマスコミと思われるアフロがなんか焦ってますが。ああ、これが芸能界とマスコミの裏なんだな。嫌なものを見せられそうだ。
吹っ切れたように見せかけて笑いが引きつってるえみる。無理してるな、これ。で…
こいつまだ出るのか
リタはまだ出番あったのな。相変わらず強烈な個性だ。まぁ言いたいことはアンリはジェンダーフリーだってことでしょう。
ここでルールーはアンリに話しかけます。人というものは強くあらなければならないのかという疑問です。弱い心に鎧をつけなければならないのかと…
いくら鎧を身に着けようと、心の弱さは守れないのだ*1
とでも言いそうな感じ。そのあたりの感覚がアンドロイドにはないんでしょう。
それに対するアンリの答えは「結局、人は分かりあえない」。そういうものなんでしょう。
で、髪が絡まったルールーに対してそれを直そうとするアンリ。しかし、タイミングが悪いのかアフロがそれを勘違いしてスクープとか言い出す始末。このアフロ絶対に出世しないな。そんなことを好き勝手言ってるのに我慢ならなくなった兄貴が猛抗議。しかし、そこにアンリが「プライベートにまで割って入るな」とアフロに忠告。アフロは…
みんなアンリのプライベートを知りたがっていますよ!
などとほざいていますが、結局知りたいのはお前だろ?「みんな」なんて単語使って総意みたいに言っとけば答えてもらえるとでも思っているのか?お前が言ってる「みんな」ってのはなぁ、そういうマスコミの節操のなさにうんざりしてんだよ。こっちが望むことは、お前らが自重することだ。誰も知ろうとも思ってないし知りたいとも頼んでいない。いらんことをするな。今回の登場人物の中でとびっきりの胸糞悪さだな、このアフロ。
そんなアフロに対してアンリは…
あなた達が望むストーリーの通りに、僕は生きられない
とスカッとする一言が。自分の人生人に好き勝手言われたらたまらんでしょう。
アフロの言葉に気を悪くしたのか、アンリは1人になりたいと言い出します。夕焼け空を見て黄昏るアンリの背後にリストル。どうやら、アンリをクライアス社に引き込もうとしている様子だ。リストルは、アンリの心の中に闇を見ている様子。これがどう出るか…もしもリストルの誘いに乗れば、アンリは敵となるわけです。つまりは闇堕ちです。アンリが味方となるか敵となるか、これは重要な伏線になりそう。
ルールーはえみるのように曲を作れないと言っていますが、なんかね…
自動作曲ソフトをインストールすればよくね?
と割と本気で思った。アンドロイドならそういうのインストールすれば多分使えるよね。ボーカロイド的なこともできるんだろうし。
こっそり立ち聞きしていたえみるとアンリの会話。アンリは自分について悩んでいる模様。「自分は何者なのか?」「すべてを超越した存在とは?」「自分の変化を感じ始めている」「一人になれば何も考えなくてもいい」…どうにも心の闇が根深い。そこにえみるは感謝の意を述べています。そこにほどなくしてやってくる兄貴とルールー。しかし…
ルールーは加減しよう
もう少し金属が突っ込んでくることの恐怖を自覚すべきだと思った。
そして本番。アンリは順調に演技をこなしていますが、足に何やら違和感を覚えた模様。その裏でアフロがやってはならないことをしようとしている。あろうことかこのアフロ、音楽を止めてしまった。音楽に乗せて演技をするフィギュアスケートにとって、音楽を止められるということがどういう意味を持つのか、アフロは分かったうえでそれをやった。これは許されないことだ。
音楽がなければ演技ができない。このままショーはアフロの身勝手で台無しになってしまうのか?その時…
えみる、歌います
なんと、えみるが歌でそれを解決しようと試みます。アフロのつまらん妨害にも負けないことをここで示すんだ。えみるの機転でショーはヒートアップ。一層の盛り上がりを見せています。
で、盛り上がったことが気に入らないのか、トゲパワワだだ漏れのアフロ。そこに現れるリストル。そして…
あんたは俺が最も嫌うタイプの人間だ
とつぶやくリストル。この時点でアフロが素体になることは確定ですね。なんだろう、こいつ助ける必要ないと思った。今回に関してはリストルがこいつを利用したことはこいつに恐怖を与える意味ではよくやったとさえ思ってる。
そして、アフロを素体とした猛オシマイダー*2はアンリをさらって飛び去ろうとしています。このままさらわれたら敵だの味方だのの前にアンリが危ない。ぶっちゃけこの猛オシマイダーは浄化する必要ないと思ったんだけど、そこまで冷徹なことを子供向けのアニメには求められんだろうな。
今回の猛オシマイダーはなぜか主体がヒップアタックという謎の得意技に。アフロの何がそう作用するんだ?とりあえず猛オシマイダーを地面に叩きつけますが、明らかに猛オシマイダーではない攻撃がアンリに飛んでくる。そこに現れたのはリストル。アンリを攻撃したのは邪魔できないようにするため。この場でスカウトの返事を聞こうとしているようだ。しかし、アンリは…
と一蹴。えみるの説得が功を奏したようです。
そんな中でマシェリとアムールは攻撃。猛オシマイダーはうろたえるだけ。まぁ元があのアフロじゃこんなもんか。で、5+1人技で退職。助ける必要のない馬鹿を助けただけな気もするが…
あれから何事もなかったかのようにショーは再開。アフロもその場にいました。見た感じ毒は抜けているようでした。そうだよ、どうしようもないクソ野郎でも、オシマイダーの素体にされてから救出すれば心が浄化されてまともになるんだ。あの兄貴もそうだった*4からな。
えみるは自信を取り戻し、世界を目指すと宣言して大団円…
なわけがない
やはりアンリは足に何らかの異常を抱えている様子。「もう少しもってくれ」とも言ってたり。もしかしてこれ相当やばいんじゃねぇか?
そして、断りはしたものの心の闇を完全に振り払えたわけではない様子。まだまだ闇堕ちの可能性が残されてるとしたら、この先目が離せなくなるぞ。